■オゾンとは？

オゾン（O3）という言葉はご存じかと思いますが、オゾンそのものについてはどのくらいご存じでしょうか？
実はオゾンは大気中に自然に存在し、大気を自浄する働き（脱臭・除菌）をしています。

私たちが吸っている空気中の酸素は2つの酸素原子から出来ていますが、オゾンは3つの酸素原子から出来ています。オゾンは不安定な物質であるため 大気中にはごく低い濃度でしか存在していません。
日差しの強い海岸などでは0.03～0.06ppm、森林では0.05～0.08ppmの濃度が観測されています。

■オゾンにより除菌・消臭メカニズム

オゾンは酸素原子3個からなる強力な酸化剤です。
その酸化力により細菌・ウイルスを殺菌・不活性化する能力を有しています。

■オゾンの安全性

オゾンは高濃度では人体に害がありますが、それはオゾン以外の物質でも同様に言えることです。米国や日本でのオゾンの作業環境での許容濃度は0.1ppm以下と定められています。
許容濃度で正しく使えば薬品やガスに比べ安全で扱い容易な物質です。

※　労働者が8時間、週40時間程度、肉体的に激しくない労働強度で有害物質に暴露される場合、当該有害物質の平均暴露濃度がこの数値以下であれば、 労働者の健康上悪い影響が見られないと判断される濃度のこと。